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昔の名前で出ています [にっぽん野球]

今年は日米を問わず、多くの名プレーヤーたちが岐路に立たされているようです。

メジャーでは松井秀喜選手。
今日はホームランを含む4打数4安打と、久しぶりに結果を残したものの、おそらく来季の残留はかなり厳しい状況。


目を日本に向けると、やはりその一番手は阪神の金本選手。
別に本人だけの責任ではないのでしょうが、「連続試合出場」の呪縛にすべての関係者が縛られてしまっています。
そもそもいつからこれだけ「記録のための記録」がひとり歩きを始めたのでしょう?
調子を考えれば、本来なら去年の途中で連続イニング出場など途切れていたはずです。
もちろんそれだけ選手としての魅力があることは否定しませんが、しかし輝きを失ったポンコツ車をさらし続けるのがいいことか?と問われて、果たして何人の野球関係者がそれを自信を持って肯定できるのでしょう。
もし今のように記録だけのためにプレイを続けるのなら、守備のないパシフィックリーグに来年は移籍すべきだと思います。
こんな風に書くと阪神ファンは猛反発するのでしょうが、やはり客観的に考えて選手としての能力は完全に限界を迎えています。
本当のファンなら時には厳しい言葉も必要ですよ。


野球選手としての岐路に立たされている金本選手以外にも、昔の名前だけで主力に居座り続けるポンコツ車が少なからず見受けられます。

横浜の村田選手。
まだまだ老け込む年ではありませんが、今年の成績は悲惨。
本人も焦りはあるのでしょうが、4番打者の打率が2割5分を切るようでは話になりません。
自慢のホームランとて今日の2本を入れてもまだ“たったの”18本。
往年のホームラン王の名が泣きます。
打点だって巨人の1番打者と変わらないんじゃ「給料返せ!」ですよね…。

広島の栗原選手。
彼はまだ「昔の名前」というほどの実績を残していませんが、それにしても出場試合数が少なく、また本拠地が今年から広くなったとは言えホームランがったの8本。
広島はチームのホームラン数が70本で、これはラミレス+阿部より少ないんです。
こんな高校野球の延長版みたいなチームがプロでいいんでしょうか?
地味なスモールベースボールが、もしかしたら広島という地には合っているのかもしれませんが、プロとしてあまり夢のあるチームには見えません。
これでマエケンがいなかったら、もっとひどい状態になっていたことでしょう。

金本選手と同じ阪神の新井選手。
かつての狭い広島球場でホームランを量産した“なんちゃって”スラッガーも、広い甲子園に移ってからはどうやらメッキがはげてしまったようです。
怪我もあるのでしょうが、かつて43ホーマーでキングを獲得した選手が、阪神に来たら20本すら遠い数字。
日本のホームラン王って一体何なんでしょう?

ソフトバンクの小久保選手。
打率2割6分台でホームランたったの12本。
このチームは松中選手もあてはまりますね。


このような選手たちはよく「精神的支柱」と表現されたりします。

あるいは「勝負強い」とも。

どちらもその選手を形容するのに、きっと間違いではないのでしょう。

しかしいくらその人が4場に名を連ねていようと、チャンスにことごとく凡退していたのでは支柱もクソもあったものではないでしょう。

数字だけではないという考え方に真っ向から異論をはさむつもりなどありません。

しかしいくら数字だけじゃないのだとしても、たとえばホームランが外国人選手の半分以下で打点も全然違う、さらに打率だって天と地と来れば、いくらなんでも「ちょっとおかしいんでは?」と思って当然でしょ!?


凡退続きの精神的支柱と快音連発の助っ人、チームが勝つためにはどっちが必要なの?って話ですよ。


もし阪神が本気で優勝を目指すなら、今の打順はちょっと違うんじゃないんですか?

もし横浜が少しでも苦境を脱したいなら、今年の村田選手に頼るのはおかしいんじゃないんですか?

存続意義を問う [にっぽん野球]

小学生の頃は当時の他の多くの子供たちがそうであったように、私もまたONの豪打にとりつかれた巨人ファンの男の子でした。

そのまま何もなければきっと今でも巨人ファンだったかもしれません。

しかしわけもなく世の中に反発し始め、予定調和的なすべてのものに違和感を覚え始めた中学生の頃、その事件は起きました。

そう、多感な少年が「大人は汚い」とますます確信するようになった、あの「江川事件」です。
今になってみれば、「まあこんなもんでしょ」と諦観だけで済んでいたかもしれませんが、まだ純粋な心をいくばくか残していた“ガキ”が長らくの宗旨替えをするに足るできごとであったのは間違いありません。

こうして横浜在住だった私は、時を前後してフランチャイズを川崎市から移していた大洋ホエールズ(当時)のファンになるべくしてなったのです。

そこからが長い長い暗黒期でした。

投げる方も打つ方もそこそこのキャラクターはいましたし、魅力的な外国人選手も多かった。
でも勝てない。
しかも人気がない。
指導者もぱっとしないし、フロントもいまいち。

いつからか“最も長い間優勝から遠ざかっているチーム”になってしまい、果たして死ぬまでにこのチームが優勝するところを目にすることがあるのだろうか?と半ば本気で心配していたものです。


でも人生そんなに捨てたもんじゃ~ないっ!(ってほどのことでもないかもしれませんが)

ついにその日がやって来ました

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ああ、ありがとう佐々木投手。
ああ、ありがとうローズ選手。
ほかにもみんなたくさん打ったね。
マシンガン打線なんて呼ばれて、もう小気味いいことこの上なかった。


そこからまた苦難の歴史再開です。


そもそもこのチームには首尾一貫した思想がないように思えます。
特に親会社がTBSに代わってから…。

ボクシングの亀田選手の扱い方を見ていれば分かる通り、TBSというテレビ局には節操の“せ”の字もありません。
極論を言えば民放なんてみんなそうなのかもしれませんが、それにしてもTBSの無節操さは際立っているように思えてなりません。

そんな彼らのスタンスがベイスターズというチームの体たらくに一役も二役も買っていると感じているのは、果たして私だけなのでしょうか。

テレビ局って仕事の進め方が大ざっぱで、大胆さ、思い切りの良さや時流にマッチするセンスがあれば結構何とかなってしまうような印象があります。
人を育てるとか組織を活性化させるなどという論法があまり存在しないようなイメージです。

言い換えると世間のリーダーシップとテレビ局のそれとは大きな乖離があるような気がするのです。

そう思うに至ったのが昨年発表された新監督の人事でした。

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新たに指揮を執ることになったのは前巨人の投手コーチだった尾花氏。
氏の投手コーチとしての手腕は、おそらく世間で評価されている通り、かなり高いものなのだと思います。

しかし氏を選んだ理由の中に「投手の指導に実績があり投手陣の立て直しが期待できる」とあるのを見た時、私は「あ~、これはまたダメだな」と直感的に思いました。

もちろんすべての歯車がうまくかみ合って、もしかしたら優勝争いに加わるようなことがないとも言えません。

ただ普通に考えれば、これだけ“監督”に求める資質を間違って解釈していたら、今シーズンの低迷は当然の帰結と思えるのです。

投手陣の再建は確かに大切ですが、しかし誤解を恐れずに言えばそれは監督のパフォーマンスとして期待されることではありません。

それは投手コーチの仕事です。

監督の仕事はチームを勝たせること以外にありません。

そのために投手陣を再建するのはいいのですが、この当時の論調を見ると、どう考えても「投手陣の再建」ありきにしか見えませんでした。

尾花氏に組織のトップとしてのリーダーシップの資質があるのかどうか私は知りませんが、そもそも人選の段階でそんな間抜けなことを言っていたとすれば、TBSの人たち全員でビジネスの基礎コースでも受講した方がいいんじゃないかと思ってしまいます。

投手陣の再建はチームが勝つための手段にすぎないのに、それが一番の目的になってしまっている。

たとえばいくら投手コーチとしての手腕に定評があったとしても、必ずしも常にうまく行くわけではありません。
そんな時に他の方法(たとえば打線の強化とか戦術の変更など)でチームを勝利に導くのが監督の仕事です。
それなのに投手の指導しかできないんじゃ何の役にも立たないじゃありませんか。

もうアホらしくて話になりません。

TBSには球団を持つ資質などないと、個人的には思います。

願わくば、投手陣の再建が来年以降花を咲かせますように。

尾羽打ち枯らして… [にっぽん野球]

日本人キャッチャーとして初めてメジャーリーグに挑んだ城島健司選手。

残念ながらわずか4年で夢破れて日本に帰ってくることになりました。

マリナーズでの1年目に打率.291・ホームラン18本、2年目に.287・14本と打つ方ではそれなりの働きを見せていたものの、3年目から急失速。

そもそも素人である私たちに彼のキャッチャーとしての能力を客観的に判断することはできません。

楽天の野村前監督が以前から彼のキャッチャーとしての資質を散々こきおろしていました。
もしかしたらそれはある程度当たっているのかもしれません。
ただ、野村氏の場合には御年70をこえる“大人”とは思えないほど、感情的で幼い一面を持ち合わせているので、その評価のかなりの部分が単純に「好き嫌い」に由来している可能性もなきにしもあらずです。

また、日本とアメリカにおけるキャッチャーの役割の違いを指摘する意見も多くありました。

おそらくそれらのすべてに正しい部分もそうでない部分もあるのでしょう。

それよりも城島選手がメジャーリーガーとして成功できなかったのは、後にも先にも

   バッティング

に尽きるのだと思います。

ソフトバンク時代は毎年のように3割30ホーマーを記録するほどだった強打。
その片りんをメジャー1年目こそ垣間見せたものの、あとは完全に尻すぼみ。

それこそ素人にはどうしてそうなってしまったのか分かりませんが、少なくとも2年目以降も打つ方で存在感を見せ続けていればこのような結果になっていなかったことだけは間違いありません。

イチロー選手のコメントから、城島選手がかなりもがき苦しんでいた様子が伺いしれますが、キャッチャーとしての能力云々を抜きにしてもバッティングで欠くべからざる存在たりえていれば、たとえば彼と相性の悪い自軍投手が先発する日はDHとして出場することだってありえたはずです。


聞くところによれば、ピッチャーの投球を受けてから2塁ベースに送球するスピードはメジャーでも決してひけをとらなかったとか。

だとすれば言葉の問題などもあって、やはり投手陣の信頼を引き出せなかったのでしょう。


城島選手には期待していただけに、個人的には非常に残念に思います。

できれば他のメジャー球団で、というかすかな願いもたたれてしまいました。


しかし「帰国」という選択肢は、彼の置かれた状況を考えれば最も賢明であることは明らかです。

かつての輝きを取り戻して欲しいとは思いますが、よりによって私が世界中で最も忌み嫌うチームに入団してしまったのは誤算と言えば誤算でしょうか(笑)。

西の“巨人”に入団ですか…


世界一嫌いなチームについては機会があれば書いてみたいと思います。

素行は悪くても戦力になるからね~ [にっぽん野球]

リンデン、リンデン、リンデン、楽しいリンデン愉快なリンデン、リンデ~ン、リンデンっ!

わがままなガキ以外の何物のでもない楽天のリンデン選手が、野村監督への謝罪ののち、正式に復帰が認められたようです。

われわれ一般人が事の次第を知る由もありませんが、“監督侮辱罪”の話を最初に聞いた時に「さもありなん」と思ったのは私だけではないはずです。

初めて「こやつ日本人を舐めきっとるな~」と思ったのが8月2日のロッテ戦。

唐川・里崎のバッテリーによる執拗なインハイ攻めにカリカリしたあげく2打席連続三振のリンデン。

と言ってもテレビで見ている限り、厳しいコースではあってもあの程度で怒ってたら野球にならないという程度のもの。

で、6回表先頭打者だったリンデンの初球。

あろうことかバントの構え(そもそもこの場面でこのバッターがバントというのは絶対にあり得ないこと)からバットをひきました。

するとキャッチャーの里崎がひとことふたことリンデンに文句。

リプレイで見ると、バントの構えからひいたバットは明らかに故意に里崎の顔面めがけてフルスイング(!)。

いや~、セコい選手ですね~。

こんなセコい了見だからアメリカでも三流選手で終わっちゃったんでしょう。

ちなみにあのシーンをして、それまでのロッテバッテリーの攻め方が悪いとかリンデンのひいたバットが里崎の顔に当たったのは偶然だとか間抜けなことを言う人がいるかもしれませんが、もしそんなことを言う人がいるとしたらよっぽど野球を知らないか、ただのバカなのでそういう人は相手にしません。あしからず。

セコすぎる報復に興じるリンデン


これだけならまだしも、次に私がこの中坊のヤンキーと変わらない行儀の悪さを目撃したのは実際に球場に行った時でした。

10月6日、我らがボビー・バレンタインが千葉マリンスタジアムで最後となる試合。

3塁ランナーだったリンデンは内野ゴロで三本間に挟殺された末、結局ホーム寸前でタッチアウトになったのですが、あろうことかタッチに行った福浦のファーストミットを肘ではねあげるという暴挙に出ました。

あのね~、小学生の三角ベースじゃないんだし、いい年した大人、しかもプロの選手がそんなことする?

一部の記事に、楽天の選手たちがリンデンの闘志あふれるプレーを称賛してるとかって書いてあったけど、もしそれが本当なら楽天の選手たちもリンデンとかわらぬ大バカものたちですね~。

リンデンの根っこにはもしかしたら日本人や日本の野球をさげすんだ気持ちがあるのかもしれませんが、それにしても“大人げない”を通り越して、おもちゃを買ってもらえないからダダをこねたあげく店の前で大泣きしている幼児と同じレベルにしか見えません。

元々助っ人と呼ばれる外国人選手が日本人を小馬鹿にしたようなプレー、しぐさ、恫喝などを行なうのは珍しいことではありませんが、それにしてもこのリンデンという男のセコさは群を抜いています。


そんなリンデンが起用法にブチ切れて、一段下に見ている日本人を罵倒したり小馬鹿にしたような態度をとったと伝えられることに対して、だから私は「あ~、あの男ならやっても不思議じゃないな~」と思った次第です。


でも実は今回一番驚いたのが、「クビ」と言っておきながらその矛をおさめた野村監督。

やっぱり勝つためにはリンデンがいた方がいいんでしょうね~。

その辺を見透かされているからリンデンみたいな人間が図に乗るのかもしれません。


ところでその野村監督。

彼も70過ぎの社会人とは到底思えない言動の数々。

今回の解任について気の毒なところもありますが、それでも「この監督にしてこの選手あり」と言われてもしょうがないでしょうね、あの態度じゃ。

おっと、「他人のふりみてわがふり直せ」だ。

あんな風にはならないようにしないと。
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