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イチローを凌駕するスゴい奴 [メジャーリーグ]

8月は絶好調


イチロー選手の米通算2,000本安打、そして前人未到の9年連続200本安打がいよいよ目前に迫ってきました。

本当に、本当にすごいことだと思います。

2001年にマリナーズ行きを決めた時、多くの評論家たちが“非力なイチローは通用しないだろう”との見方を示したものです。

評論家と言われる人たちの能力がいかに低いかについては別の機会に譲ることにしますが、そんな外野の声を1年目から吹き飛ばす活躍を見せ、その後も野球の最高峰であるMLBでトッププレーヤーの1人として君臨し続けていることは周知の通りです。


8月20日現在(現地)、182安打で打率.365のイチロー選手。

普通.365も打っていれば打率も当然トップだろうと思うのですが、実は日本ではあまり報道されませんが上には上を行く選手がいます。

それがミネソタ・ツインズのジョー・マウアー。

有名なエピソードとして、高校時代にたったの1ヶしか三振しなかったという話があります。

イチロー選手いわく「試合数が少ないんじゃないの?」。
仮にそうだとしたってまさか高校3年間で30試合しかやってないなんてことはないでしょうし、とにもかくにも選手としての能力がいかに高いかを示していることは間違いありません。

さらにマウアーのすごいのが、キャッチャーという激務にありながらこれだけの成績を残しているところ。

今年は怪我で出遅れたようですが、現地7月8日に規定打席に達したマウアーはその時点で.356だったイチロー選手のはるか上を行く.388で打率トップに躍り出ました。

マウアーはポッと出の選手ではなく、昨年までの6年で既に2度の首位打者を獲得しており、たとえまだ7月だとはいえ

「う~ん、イチローの首位打者は厳しいかな~…」

といった状況でした。

ところがその後、打席数の少ないマウアーにちょっとヒットが出なくなると7月19日にはイチロー.363、マウアー.358と逆転。

これにはさすがにビックリしましたが、喜びもつかの間。

8月序盤までは激しいデッドヒートを繰り広げていたのですが、驚異的な固め打ちを繰り返すマウアー選手があっという間にイチロー選手を引き離し、一時は.383まで打率をあげました(この時イチロー選手は.365)。

マウアー選手の8月の打率(20日まで)は.453。

4日・5打数3安打、7日・5打数4安打、11日・4打数3安打、14日・3打数3安打、15日・5打数3安打、17日・5打数3安打、18日・5打数3安打と、もう「何じゃこりゃ?」状態です。

相当レベルの異なるなかで行われる日本の高校野球の世界ならいざ知らず、MLBの舞台でまさに打ち出の小づちのごとく打てばヒットの神がかり的な量産。

ちなみに同時期(8月)のイチロー選手だって.373と並ではない数字なのですから、もうこれはいかんともしがたいと言えましょう。


このマウアー選手、昨年までは長打力のなさが惜しまれていたのですが(13ホーマーが最高だった)、今年は既にホームランも25本。

鬼に金棒です。


とは言えまだ8月。

イチロー選手には何とか大記録に花を添えるべく頑張って欲しいところ。

これからのさらなるデッドヒートが楽しみです。


ただ、この2選手にとって残念なのは両チームをもプレーオフへの道がかなり厳しくなってきたこと。

優勝争いに関わる中でヒットを打ちまくることこそ、本人もさぞかし不本意であろう「イチローは個人記録にしか興味がない」などという的外れな評価を覆す絶好のチャンスなのですから。

守備でも魅せるイチロー




日米通算2,000本安打を達成した松井稼頭央選手。

その後、何と17打席連続ノーヒット。
打率も.235まで降下(8月は.153)。
奮起が期待されるところです。
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