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尾羽打ち枯らして… [にっぽん野球]

日本人キャッチャーとして初めてメジャーリーグに挑んだ城島健司選手。

残念ながらわずか4年で夢破れて日本に帰ってくることになりました。

マリナーズでの1年目に打率.291・ホームラン18本、2年目に.287・14本と打つ方ではそれなりの働きを見せていたものの、3年目から急失速。

そもそも素人である私たちに彼のキャッチャーとしての能力を客観的に判断することはできません。

楽天の野村前監督が以前から彼のキャッチャーとしての資質を散々こきおろしていました。
もしかしたらそれはある程度当たっているのかもしれません。
ただ、野村氏の場合には御年70をこえる“大人”とは思えないほど、感情的で幼い一面を持ち合わせているので、その評価のかなりの部分が単純に「好き嫌い」に由来している可能性もなきにしもあらずです。

また、日本とアメリカにおけるキャッチャーの役割の違いを指摘する意見も多くありました。

おそらくそれらのすべてに正しい部分もそうでない部分もあるのでしょう。

それよりも城島選手がメジャーリーガーとして成功できなかったのは、後にも先にも

   バッティング

に尽きるのだと思います。

ソフトバンク時代は毎年のように3割30ホーマーを記録するほどだった強打。
その片りんをメジャー1年目こそ垣間見せたものの、あとは完全に尻すぼみ。

それこそ素人にはどうしてそうなってしまったのか分かりませんが、少なくとも2年目以降も打つ方で存在感を見せ続けていればこのような結果になっていなかったことだけは間違いありません。

イチロー選手のコメントから、城島選手がかなりもがき苦しんでいた様子が伺いしれますが、キャッチャーとしての能力云々を抜きにしてもバッティングで欠くべからざる存在たりえていれば、たとえば彼と相性の悪い自軍投手が先発する日はDHとして出場することだってありえたはずです。


聞くところによれば、ピッチャーの投球を受けてから2塁ベースに送球するスピードはメジャーでも決してひけをとらなかったとか。

だとすれば言葉の問題などもあって、やはり投手陣の信頼を引き出せなかったのでしょう。


城島選手には期待していただけに、個人的には非常に残念に思います。

できれば他のメジャー球団で、というかすかな願いもたたれてしまいました。


しかし「帰国」という選択肢は、彼の置かれた状況を考えれば最も賢明であることは明らかです。

かつての輝きを取り戻して欲しいとは思いますが、よりによって私が世界中で最も忌み嫌うチームに入団してしまったのは誤算と言えば誤算でしょうか(笑)。

西の“巨人”に入団ですか…


世界一嫌いなチームについては機会があれば書いてみたいと思います。
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